こちらの記事の続きです◎
https://justmystar.com/limit-of-mental-industry3/
どういうことか?というと、これが、①の記事で書いたこととも繋がってくるのですが
自分で原因もわかり、母もそのことでよりわたしのつらさを感じ取ってくれるようになり
「きょうだい児」という症例?の後ろ盾も得られてすごくホッとした。
けれども、時間が経つにつれ
だからといって、自分の心がラクになるわけじゃない。
この【心】を、じゃあ、どうしたらいいのか??
という新たな苦しみが深まってしまったんです。
それまでの私は、自分の苦しさが、母に理解してもらえさえすれば、勝手にラクになれるのだとどこかでそう思っていて。
けれども、理解してもらえたところで、最初はその後ろ盾を得られてホッとできたものの、
自分の心の苦しさは変わらず、
原因はわかったところで、じゃあ
何をどうしたらこの苦しさがラクになるのか全然わからない。
もがいて苦しんでいるわたしを見かねて母が、
当時、姉の病気の関係でお世話になっていた女医さんのところにわたしを連れて行ってくれたんです。
そこで言われたことは
「真穂ちゃんの心にコップのようなものがあって
そのコップが、お姉ちゃんの病気でさみしい想いをしたことでスカスカになってしまったのね(原因分析)」
「だけど、そのコップの水が再び満タンになったら、
その時が、その苦しさが解消される時だよ^^」
と・・・
・・・・・
その女医さんは、日本でも名高い病院でお医者さんをしているくらいなので、
本当に素晴らしい女医さんでしたし、
そういった言葉をかけてくれた愛や優しさも感じ、今でも感謝しています。
ただ、けれども、その当時、苦しみの真っ只中だったわたしが感じたことは
「わたしが聞きたいのは
じゃあ、そのコップの水が満タンになるには、
何をどうしたらいいんだ??っていうことなんだよ・・・!!
(それをちゃんと教えてくれよ・・・!!)」
だった。
で、私なりにそれを感じ取ろうとした時
その女医さんの考え、言いたかったことはきっと
「さみしい想いをしたかもしれないけど
これからお母さんと家族とたくさん楽しい想い出を作って、愛情をたっぷり受けていったら
コップの水も徐々に増えていくよ 」
ということなのだろうな、と思ったのです。
でも、その頃まだ中学3年生かそのくらいの子供なりに直感で感じ取ったことは
「心って、そんな機械みたいに都合良く出来てるとは思えない」
ということ。
それは、たとえば
100マイナスと感じられる経験をしました、
心が苦しくなりました、
心の中のコップの水が100減りました
じゃあそのぶん100嬉しいこと、100愛情を入れましょう
(足しましょう)
はい元通り♪ヨカッタヨカッタ♪
って、
そんな単純な話ではない。
絶対に、違う気がする。
確かにそう思ったけど、その女医さんに当時、私はその率直な気持ちをぶつけられなかったのです。
なぜなら、その想いが湧いた瞬間、すぐに悟ったから。
ああ、この女医さんが勉強不足とかわからないとか、そういうことじゃない、
誰も知らないんだ。
誰も彼も、分析まではできる。
原因だけは言える。
優しい言葉はかけられる。
話は傾聴できる。
だけれど、じゃあその先の
どうしたらいいか、という具体的なことについては
実は、大人も、誰も、知らないんだ。
わからないんだ。
大の大人がどれだけ集まっても、
どんなにいい大学、立派な博士課程、そういったものを持っていても
誰もそのことを、「おかしいな?」と疑問にすら思わず、
世の中は、なんとなくで進んでしまってる。
それが、今の世界の、世の中の実情なんだ。
って。
そこから、世間を見渡す限り、どんな有名なお医者さん、カウンセラー、心理学者、ニュースのコメンテーター
何もかも、誰もが
原因分析しかできていないこと。
あるいは、頭に言い聞かせるだけ、たとえばそれは
「こうしましょう」
「こう考えてみましょう」
「気にしすぎないようにしましょう」
「それはあなたの考え過ぎかもしれませんよ」
それが、
「そうは考えられない」「気にしないようにしようとしても気にしてしまう」「考え過ぎってわかってるけど止められない」から、困っているのに!(涙)
あるいは傾聴したり、その時、心が少しラクになるようなことや「癒やす」というようなことにとどまっていたり、
これだけ科学やいろんなものが進化しているのに、心のことに関しては
誰も本当の意味での根本的な解決策を持っていないし、
そもそも知らないんだ
と気づいていきました。
そのことに気がついた時、本当に、わたしにとっては絶望しか残らなかったのですよね。
続きます。
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⑤カウンセリングや心理学、ヒーリング、他いろいろなメソッドの、私の思う限界2つ【良かれとしていることが、相手の力を奪ってしまう可能性】