【目次】

「自分を大切にする」と「他人を大切にでき」そして「他者からも大切にされる」という真実
「自分を大切にすると、他人のことは大切にできなくなる?」〜「自分を大切に生きたい」と思い始めた時、最初にぶつかった壁

自分を大切にしながら他人も大切にすることは両立できること

自分を大切にし、他人も大切にしたいのなら。絶対に間違えてはいけない「順番」の話。

人は、まず自分を大切にしなければ、他人を大切にすることはできない

自分を大切にしたら起こった驚きの事実。迷惑を掛けたのに、むしろ関係性が良くなった!?
まず自分自身を整える、自分自身をまず楽にすることを優先させた結果として起きた、私自身の気持ちの変化
”自然な感謝”が生み出した、プラスの連鎖。
人の心を動かすのは何も「具体的に与えられるもの」に限らない。
何かを「与える」ことばかりにフォーカスしがちな私たち。でも、それなくしても人は、他人を大切にすることができるんだ

「自分をまずは大切にする」という当たり前のことが、難しいと感じられる理由。

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・「自分を大切にする」と「他人を大切にでき」そして「他者からも大切にされる」という真実

・「自分を大切にすると、他人のことは大切にできなくなる?」〜「自分を大切に生きたい」と思い始めた時、最初にぶつかった壁

「自分を大切にすると、他人のことは、大切にできなくなるのかな?」

以前の記事でも少し触れたことですが、自分を大切にする生き方を始める前、そんなふうに思っていた過去の自分。

その頃の私は、全ての人が常に忙しく、常にみんながたくさんの業務を持っている会社で働いていて、私もまた、常に仕事が忙しく、平日は毎日のように帰りが終電、というような生活をしていました。

好きで始めた仕事だけれど、その頃ちょうど20代半ばをすぎて、

・こんな生活をずっと続けていけるのかな?
・こんな状態で、結婚・妊娠・出産・子育てなんて、本当にできるのかな?

そんな気持ちもあったちょうどその頃、「自分を大切にする」という言葉を知ることができました。

結果として私はその後、自分を大切にする生き方を通じて人生が大きく好転するのですが、そんな自分を大切にする生き方の最初の一歩を踏み出すとき、躊躇してしまう気持ちがあったのが、冒頭の考え。

具体的に書くならば、例えば、深夜を回るほど自分がたくさん抱えている業務の一部を、もし自分を大切にするために手放すとするならば、その仕事は必ず誰かの手に引き継がれることになるなあ、と。

そうしたら、常にみんなが忙しいこの会社で、今度は誰かが、私の引き継ぐ仕事で更に仕事量が増えて、その人が今度はまた「自分を大切にできなく」なる。。。

それなら、自分を大切にするなんてできないじゃん!と、そして「それなら、自分を大切にすることと他人を大切にすることって両立できないのじゃ?」と。

…そんなふうに感じていて、これは私自身の体験を回想しながら書いている、いわば過去の出来事のことなのですが。それでもなんだかこうして文字に書いているだけで、なんだかとってもずっしり、重い気持ちになってしまいますね。

でも、重い気持ちにならないで。結論から言うと、大丈夫なんです!

・自分を大切にしながら他人も大切にすることは両立できること

結論から書くと、自分を大切にすることと、他人を大切にすることは、相反することのない、両立することのできるものです。

そしてこの時の私のこの具体的な悩みもその後、
「自分を大切にしながら、他人のことも大切にでき、そしておまけとしてその他者からも大切にされる」という好循環ののちに、解決してゆくことができるようになった
のです。

こうして文字にしてみると奇跡のような話に聞こえるかもしれませんが、それらは事実、私自身が体験したこと。
そしてそんな奇跡を受け取ることができた私が、自分を大切にするのと同じように、他人のことも大切にするために、当時、心がけて具体的に実践したこととは?

それは実は、順を追ってみると、きっと誰にでもできる、とてもシンプルなことでした。

今日はそんな「自分を大切にすることと他人を大切にすることは両立するよ、大丈夫なんだよ」ということ、そのために大切なこと、過去を振り返りながら、綴ってみたいと思います。

・自分を大切にし、他人も大切にしたいのなら。絶対に間違えてはいけない「順番」の話。

さて、そんな当時の「とにかく仕事量が目一杯」という私が自分を大切にするために、そしてそのことで他者をも大切にできるように、まず一番最初に取り組んだことが「自分の仕事量を減らすために、上司に相談するということ」でした。

”ちょっと待って、それじゃ確かに自分は楽になるけど、冒頭の「他者をも大切にする」ということにはならないのでは?”

もしかしてそう思われた方も少なくないかもしれません。

でも、実は自分を大切にしながら他者を大切にすること、このどちらも両立するためには、とっても大切なポイントとがあります。

それは『順番を間違わない』ということ。

何の順番かと言うと、その「大切にするものの順番」です。

人は、まず自分を大切にしなければ、他人を大切にすることはできない

そう、私たちがまず一番最初に大切にしなくてはいけないのは「自分自身」であり、自分自身を大切にすることで、心や時間に余裕とスペースを作ることで人は、誰かのことをも大切にすることができるようになります。

例えば、当時の私のように、仕事が手一杯だとしたら、誰かが大変な時、手を差し伸べて助けることができるでしょうか?

もし、どれだけ助けたいと思う気持ちがあったとしても、自分の手が自分自身のすべきことで手一杯な時に、人に差し伸べられる手は文字通り空いていないですよね。

なので私たちは根本的に、まず最初に他の誰よりも自分自身を大切にしなくては、他人を大切にすることはできないようになっています。

誰かや社会に何かを還元したいのなら、『まず、自分自身が健全にそれができる状態を整えなければいけない』ということ。

そう感じた私は上司に相談をして、自分自身の仕事の量を減らしてもらい、そしてその仕事は最初の予想どおり、私の同僚の方に引き継がれていったのでした。

・自分を大切にしたら起こった驚きの事実。迷惑を掛けたのに、むしろ関係性が良くなった!?

すると、本当に本当に不思議なことが起こったのです。
それは、自分を大切にし、仕事の一部を手放すことでその同僚の方(しかも当時、わたしを社内で一番苦手としていた方)には負担と迷惑を掛けたのにも関わらず、むしろその方に好かれるようになった、関係性が良くなってしまった、という事実でした。

これは一体どういうことでしょうか?
ここにわたしが「自分を大切にすることと誰かを大切にすることは両立できるよ」と自信を持ってお伝えしている所以があるのですが、何が起きたのかというと、、、
少し、順を追って説明していきますね。

・まず自分自身を整える、自分自身をまず楽にすることを優先させた結果として起きた、私自身の気持ちの変化

まず、わたしにとって手一杯だった仕事の量が減った結果、まず最初に起こったのが、私自身の気持ちの変化でした。

それまでの私は、好きな仕事を自分で選んでしていると思っていた反面、それすらも、
その業務量があまりに多くなっていったことで、心のどこかで「どうして私ばっかりこんなしんどい想いをしなくちゃいけないんだろう。。。」
そんな風に思っていたんですね。

それはつまり、少し大袈裟に言うと、自分の目の前の現実をどこか誰かや他人のせいにして、
自分で自分の人生の選択の責任を取っていない状態ということ。

それはあまり良いことではなくて、でも、そんなふうに思ってしまうくらい、実際、疲労やしんどさが溜まっていた。

それが、仕事を引き継いで自分をまず楽にさせることで、「自分ばっかりが頑張っている」という頑なだった想いがどこかほどけて、
良い意味で「一人でいろいろとがんばっている気になっていたけど、それって自分で勝手にそういう風に自分を追い込んでしまっただけなんだな」とか「今の自分は、周りに助けられてなんとかなっているんだな」と

そんな肩の力の抜けた柔らかな気持ちが私の心の中で生まれるようになっていったんです。

そうすると、今度は自然と、そんな自分の心の中に”自然な感謝”が生まれるようになったんです。

・”自然な感謝”が生み出した、プラスの連鎖。

そしてそんな頃、時を同じくして、不思議なことが起こりました。

私の仕事を引き継いでくれた同僚が、私のせいで仕事量が増えたにも関わらず
以前と比べて明らかに、私に対して心を開いてくれるようになった、優しく接してくれるようになった
のです。

これって、とても不思議なことだと思いませんか?

でも、事実そんな変化が生まれ、そしてそれってどうしてなのだろう??と注意深く観察してみたところ、、、一つの、とても大切な真理に気がついたのです

・人の心を動かすのは何も「具体的に与えられるもの」に限らない。

結論から言うと、この同僚の方の変化は、私自身の中に生まれた”自然な感謝”が生み出したものなのだということでした。

どういうことかというと、こういう流れです。

・まず、私が自分を大切にするために自分の業務を手放したことで、
私の心に余裕が生まれて、
周りから助けられていることへの自然な感謝が生まれる。

・すると、その自然な感謝は、例え言葉に意識して出していなくても、態度に乗って伝わり
無意識で「ありがとうございます」や「○○さんのおかげで」と言葉にすることも増えていった。

・それは、今までの私が無意識で放っていた
「なんで私ばっかり」とか「私ばっかり頑張っているのに…」という
人を責める気持ちとは真逆のエネルギーなので、
その変化が同僚の方にも伝わって

同僚の方も、私に対して肯定的に捉えてくれるようになった。

こんな流れだったことに、気がついたのです。

・何かを「与える」ことばかりにフォーカスしがちな私たち。でも、それなくしても人は、他人を大切にすることができるんだ

この体験は、私に大切なことを多数、教えてくれました。

一つには、人には”向き不向き”というようなものもあって、
例えば一つのことにしか一極集中できないようなタイプの私と違って、その同療の方はとても仕事ができる方で、私からの引き継ぎの仕事で量が増えても私よりずっと効率的に上手に業務を回して自分の負担にならない工夫をすることができる方だったと言うこと。

私はそれまで、「自分が忙しくて大変だから、みんなもきっと(この仕事を引き継いだら)同じくらいしんどいに違いない」と
自分の思い込みだけで決めつけていた
んですね。

でも、実はその思い込みが真実とは限らない。
人は、自分の色眼鏡を通して世界を見ているからこそ、
実際に声を挙げてみなければ他人の感じることというのはわからないんです。

だから自分を大切にするためにも、周囲も大変で余裕がないに違いないと思い込みで決めつけすぎず、
まずは自分のために動いてみることって、すごくすごく大切だと思ったのです。

そこには、自分では思いつきもしないような、意外な展開が待っていることも多々あるのですから。

そしてもう一つの大切な気づきは、人は実際的なことを通してでなくても他者を大切にすることができるんだ。ということでした。

私たちはこと「目に見える具体的な何かを他者に世界に与える」ことばかりが素晴らしいとしがちですが、例えばこの私の体験で言うならば、相手の仕事量を例え増やしてしまうことになっても、感謝という目には見えない”想い”を”与える”ことを通して相手を大切にする(尊重する)ことはできると気がついたんですね。

そしてこれもまた大きな発見だったのですが、人は実際的なしなくてはいけないことや負担が増えたとしても
他者から頼られたり、感謝をされることを通じて、「よし、それなら一肌脱いでやろうじゃないの!」と、
感謝をされたり、頼られることをよろこびと捉えてくれる人もいるのだ、ということです。

これは、介護や看護の仕事をしている方などにも言えることかもしれませんよね。

そういった仕事は大変なことも本当に山ほどあると思うけれど、そうした大変さがあっても、頼りにされたり感謝されることで「この仕事が大好きなんだ」という知人もいます。
そして介護や看護をされる側の方も、人を頼り感謝するという気持ちを通して、例えできないことがたくさんあったとしても、相手を大切にすることは可能なのだということ。

そしてその好循環のポイントとなってくるのがやはり「まずは自分を大切にする」ということだと思うのです。

引き続き介護や看護の例で言うならば、例えどれだけ人から感謝され頼られることが喜びになったとしても、その業務量の度が過ぎてしまえば、よろこびよりもしんどさの方が増していきます。

そうなってしまうと前述の私のようにマイナスな気持ちで仕事にあたることになり、それを受けてしまえば、看護や介護を受けている方も、決して心地良い気持ちはしないのだと。

だから何よりも自分を大切にすることをまず大切にすることだし、大切なのはその勇気だと思うのです。

・「自分をまずは大切にする」という当たり前のことが、難しいと感じられる理由。

なぜここで勇気と書いたのかというと、世の中は、そうは言ってもまだまだ、「自分のことより人のことを大切にしましょう」とか、自己犠牲的な精神をよしとする風潮も、まだまだ根強くあると感じているからです。

その中で「何よりもまず最初は自分を大切にする」ということを決め、選択するということは、ある意味で大きな勇気を必要とする行為だと思うのです。
ですがその勇気ある一歩を一人一人が踏み出すと、世界はもっと、温かく優しいものに少しずつだけれど必ずなっていく。

私自身も現在、一児の母ですが、特に子育てのことになると仕事のこと以上に「お母さん自身よりも子供や家族のことを大切に」という風潮がまだまだ日本では根強いのかなと感じます。

それでも、私はこの当時の職場での体験をきっかけに、まず自分が笑顔でいられる心の余裕と状態をキープすること=自分を大切にすることをできる限り心がけてきました。

娘が4歳となる2023年現在は仕事もしている主人に料理や娘の幼稚園のお弁当などの一切をおまかせしていて、地元のママ友などにはとても驚かれますが、

でも結果的には巡り巡って、わたしが自分を大切にし、幸せであることによって

旦那さんも娘も笑顔で楽しそうにしていることが多いと感じます。

ここまでご紹介したことは、とても具体的な話でしたがあくまでわたし自身が自分を大切にするために今できることを、その時その時に真剣に考えてカタチにしてきたという一つの例でしかないんですね。

人は皆、性格も今置かれている環境や状況も異なるからこそ、
私にとっての自分を大切にするステップが”あなたにとってのそれと全く同じになるとは限らないんです。

あなたにとっての自分を大切にしながら他者をも大切にしていく生き方を実現するために今何ができるのか?ということや
そのためにできる具体的なことというのは、あなたの置かれている状況や、あなたの心、感じていることを丁寧に紐解いていかないと見えてきません。

わたしは、2016年からそんなふうに自分を大切にしながら、それが自分勝手ということではなく、その上で周囲や他者をも大切にしていくという生き方に共感してくださる方に向けて個人セッションや継続のコースを行っています。

これまで綴ってきた通り、今の世の中はまだまだ「自分のことよりも他人のこと、周りのこと」という風潮が強いので
自分をまず一番最初に大切にする(その上で、後々に周りにも貢献していく)ということは、
まだまだ理解や共感、賛同の得にくい、どちらかというと逆風の中での取り組みだと思うんですね。

そんな中で、一人で自分を大切にする生き方をコツコツと積み重ねていくことは、相当な勇気と根気のいることだと感じています。

でももしそこに、すでにその逆風の中でいろいろな失敗も成功も経験してきて、だからこそ伝えられるリアルな智慧を持っていて、そして何より、「周りがなんと言ったとしても、まずは自分を大切に生きようとしているあなたは間違っていないよ!自信を持って進んでいいんだよ!(わたしもそうしてきたよ!)」

フレー!フレー!と応援団長のように、あなたの自分を大切にしようとする生き方を応援してくれる存在が隣にいたら、
それはとても励みと勇気になるのではないでしょうか?

わたしは、自分を大切にする生き方を身をもってカタチにしてきた少し先ゆく先輩のような、そんな応援団長のような存在として
あなたにとっての『自分を大切にする』ために『今できること』を、いっしょに探り、カタチにしていくことができたらと考えています。

そしてそんな風に自分を大切にしながら他者をも大切にして、今、安心やくつろぎを感じて生きることのできている先輩たちが、これまでにすでにたくさんいます。

今のあなたの居場所で、今のあなた自身を大切にするために、そしてそのことを通して他者や誰かをも大切にするために、勇気ある一歩をいっしょに踏み出し、歩みはじめてみませんか?

以下に募集中のメニューを掲載していますので、よろしければぜひ門戸を叩いてくださいね。

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